セルプ藤山のウエス
セルプ藤山とは
セルプ藤山は、障害者総合支援法に基づいた「就労継続支援B型事業所」で、障害のある方々が個々の特性に応じて作業を行いながら、サポートする職員と共に、ウエスの製造と販売を行っています。
私たちが製造・販売するウエスには、丁寧な仕事、製造している人を感じる安心感、障害のある方々の成長を促す作業工程の導入、廃棄物を減らすためのリユース・ウエスへの取り組みなど、多くの価値が詰まっています。
全製品2回の検針機チェックを行う丁寧な仕事によって、品質に優れ、使い心地が抜群なウエスは、お客さまからも高い評価と信頼を得ています。
あるお客さまからは「藤山のウエスがなくなった時に急遽臨時に他社のウエスを使ったことがあるけど使い心地が違うからやっぱりセルプ藤山のウエスがいい」というお声をいただいたことがあります。
梱包前に一枚一枚丁寧に広げて確認を実施している事、持ち運びやすいように10kgごとに梱包している事等も使い勝手の良さにつながっているとのことでした。
また、宇部市・山陽小野田市の配達範囲内のあるお客さまからは、「どんな人が製造・販売しているのか顔が見えるから安心する」と言っていただいたこともあります。
お客さまからの温かい声は喜びと自信に繋がります。 今後も、技術を向上させていく障害のある方と職員共々、お客様からの信頼を守りながら品質向上に努めてまいります。
リユース・ウエスとは
ウエスとは工業用ぞうきんの名称で、古着・古布を素材として再利用(リユース)して製造するのが「リユース・ウエス」です。
近年、環境保全やエコの観点から各工場や事業所では、「廃棄物」を減らすためのさまざまな取り組みがなされています。
レンタルウエスや紙やパルプで出来たウエスの利用などもその一つですが、製造・加工や洗濯に大量の資源・エネルギーを使用しており、そのエネルギー消費においてCO2を排出することが多いのです。
しかし、「リユース・ウエス」は、生産時に資源やエネルギーをほとんど必要とせず、CO2を排出することもありません。
わたしたちは、製造・加工時に資源を使わず、使用後に新しい廃棄物を生まない、環境に配慮された「リユース・ウエス」を広くお使い頂くことで、CO2削減が実現できることをめざしています。
ウエスができるまで
- 衣類の回収作業
- 地域の方々が出された衣類などの回収を行います。
- 仕分け作業
- 回収してきた衣類を生地ごとに選別し、仕分けします。
- 裁断作業
- ハサミ、裁断機を使い、衣類の付属品(ボタン、タグ、ファスナーなど)を取り除き、小片サイズにします。
- 検針作業
- ハサミ裁断、機械裁断で裁断した小片サイズの生地に金属類等の異物がないかを検針機に掛けチェックします。
- 伸ばし作業
- 検針機を通過した小片サイズのウエス生地を、サイズ、汚れなど検針機で確認できない細部を確認しながら丁寧に伸ばし重ねます。
- 包装作業
- ウエス生地を計量しながら指定の重量まで、形を整えて梱包します。
さらに袋詰めしたウエスに検針機をかけ再チェックを行います。
- 結束作業
- プレス機を使用し、包装作業後のウエス生地を束にします。
※安全に作業できるようにプレス機には安全装置が付加されています。
- 納品
- 出来上がったウエス生地を日本全国の顧客に配送します。
近隣の顧客には直接配達することもあります。
裁断作業
検針機
結束作業
お引取しています セルプ藤山では、
主に白シーツ・タオル系・オムツ等のリネン素材を
集めています。